
5月は春から初夏へと季節が移り変わる時期で、新緑がまぶしい爽やかな季節です。日本では自然を愛でる風習や伝統行事、そして大型連休「ゴールデンウィーク」など、家族や友人と楽しめるイベントがたくさん行われます。今回は、5月に日本で行われる主なイベントや行事、風習について詳しくご紹介します。
ゴールデンウィーク(GW)
日本の5月を語るうえで欠かせないのが「ゴールデンウィーク」です。4月末から5月初旬にかけて祝日が連続する大型連休で、毎年多くの人が旅行やレジャーを楽しみます。
ゴールデンウィークに含まれる祝日
・昭和の日(4月29日)昭和天皇の誕生日であり、昭和時代を振り返り、日本の発展を思い起こす日です。
・憲法記念日(5月3日)日本国憲法の施行を記念する日。憲法の大切さを考えるきっかけにもなります。
・みどりの日(5月4日)自然や緑に親しむ日。自然に感謝し自然と共に生きることの大切さを感じる日とされています。
・こどもの日(5月5日)子どもたちの健やかな成長と幸せを願う日。特に男の子の健やかな成長を祈る「端午の節句」として有名です。
ゴールデンウィークの楽しみ方
・旅行:国内・海外問わず多くの人が旅行を楽しみます。
・アウトドア:キャンプやバーベキュー、ピクニックが人気。
・レジャー施設:テーマパークや動物園、水族館も賑わいます。
・帰省:家族や親戚と過ごすために帰省する人も多いです。
こどもの日(5月5日)と端午の節句
「こどもの日」は、日本の伝統行事「端午の節句」としても知られています。特に男の子の健やかな成長を願う日として多くの家庭でお祝いされます。
こどもの日に行われること
・鯉のぼりを飾る鯉は急流でも力強く泳ぎきる魚であることから、子どもの健やかな成長と出世を願って掲げられます。
・五月人形・兜を飾る武士の象徴でもある兜や鎧は、子どもを災いから守るという意味があります。
・菖蒲湯に入る邪気を払うとされる菖蒲(しょうぶ)をお風呂に浮かべて入浴する風習があります。
・柏餅やちまきを食べる柏餅は「子孫繁栄」、ちまきは「厄除け」の意味があるとされ、この日に食べる習慣があります。
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母の日(5月の第2日曜日)
母の日は、日頃の感謝の気持ちをお母さんに伝える日です。2025年の母の日は**5月11日(日)**です。
母の日の定番プレゼント
・カーネーション:母の日の象徴的な花。赤いカーネーションが一般的ですが、最近ではピンクやオレンジ、紫なども人気です。
・お菓子やスイーツ:ケーキや和菓子、クッキーなどを贈るのも喜ばれます。
・グルメギフト:高級なお肉や海産物、フルーツのギフトもおすすめ。
・感謝の手紙:プレゼントと一緒に感謝の手紙を添えると、より気持ちが伝わります。
5月に行われる全国の伝統的なお祭り
・博多どんたく港まつり(福岡県/5月3日〜4日)
全国から多くの観光客が訪れる、日本有数の大規模なお祭り。市民が参加する「どんたく隊」が街を練り歩き、華やかなパレードが行われます。
・ 三社祭(東京都浅草/5月中旬)
江戸三大祭りのひとつ。浅草神社の神輿が町を練り歩き、威勢の良い掛け声が響き渡ります。町全体が熱気に包まれる行事です。
・葵祭(京都府/5月15日)
平安時代から続く歴史ある祭りで、平安装束に身を包んだ人々が京都市内を優雅に練り歩きます。
田植えシーズン
5月は多くの地域で田植えが始まります。農村地域では「田植え祭り」などの行事が行われ、地域の人々が豊作を祈願します。また、田植え体験イベントも開催され、家族で参加することができます。
新茶の季節と茶摘み体験
5月は「新茶」のシーズン。最初に摘まれたお茶は「一番茶」と呼ばれ、香り高く味わい深いことで知られています。
静岡県、鹿児島県、宇治などのお茶処では茶摘み体験も開催。新鮮なお茶の葉を自分で摘んで味わうことができる貴重な体験です。
自然を楽しむイベント
5月は気候が良く自然を楽しむのに最適な季節です。
ハイキング・登山:新緑の中で森林浴を楽しむ人が増えます。
フラワーフェスティバル:バラ園やチューリップ畑など、多くの花の名所でフェスティバルが開催されます。
ピクニック:公園や河川敷でのお弁当ピクニックも人気。
まとめ
5月は祝日や伝統行事が豊富で、日本の文化や自然を満喫できる月です。家族や友人と一緒にイベントに参加したり自然の中でリフレッシュしたりして、思い出に残る5月を過ごしましょう!
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