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漆器に使われている漆の値段わかりますか?





漆器を作るうえで一番大事な塗料の漆。 みなさん漆の値段って知っていますか?ただの塗料なんだからと甘く見ている人もいるでしょう。今回はそんな漆の値段について掘り下げていきます。


漆ってどんな塗料?

値段を知る前にまず漆ってどんな塗料なのかおわかりでしょうか? 漆は木の樹液を精製加工したものなのです。 その漆の木の樹液は1本の木から200g前後しか取れません その樹液に顔料などを混ぜて色をつけたものが塗料として使われているのです。



漆の価格比較

漆の価格を1kgあたりで身の回りの日用品と比較してみました。 これを見ると漆の貴重さがわかると思います。


円/kg

水道水

0.3円

ガソリン

160円

灯油

60円

サラダ油

250円

ビール

550円

600円

木工用ボンド

1,700円

ワイン

1,800円

生漆(中国産)

16,000円

67,000円

瞬間接着剤

39,000円

​生漆(日本産)

100,000円

プラチナ

3,600,000円

4,700,000円


この表のとおり国産の漆はとても貴重で高価なものです。 漆器が高いのもうなづけると思います。


漆から見る漆器の価格

漆の価値から漆器の値段を決めようにも、お椀の形や大きさによって使われる漆の量は違ってくるので、値段の特定はできません。 漆器は漆だけでなく使われている木地によっても値段の違いは大きいです。

まとめ

漆がこんなにも高いとは意外だったと思います。 漆の木の減少や漆搔き職人の減少が理由の一つです。 漆はとても万能で美しい塗料なので絶やさないよう、地域ぐるみで盛り上がればと思います。

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