漆は食べれるという話を聞いたことはありませんか。 塗料としてだけではなく実は食べるという活用法もあるのです。今回は漆を食べるとどうなるのか、食べてもほんとに大丈夫なのか詳しくご紹介します。
漆塗り職人は漆を食べていた
漆を食べるという話は本来、漆塗り職人が漆のかぶれに対する免疫を付けるために食べたり、舐めたりしたのが始まりと言われています。 しかし、漆の樹液は舐めるとピリピリと舌が痺れて何日も治らないということも聞くので、むやみに舐めないようにしましょう。
漆の新芽はおいしい!
漆の新芽はえぐみが少なく、タラの芽に似ていておいしいとのことです。 漆らしいねっとり感もあり、天ぷらや、お味噌汁にいれて食べるのが一般的なようです。 しかし樹液ではないものの舌がピリピリしたという報告もあるので、少しでも心配な方は控えたほうがいいでしょう。
韓国では漆を食べるのは文化のひとつ
日本では漆といえば塗料のひとつですが、韓国では漆を食べるのが文化のひとつになっています。
韓国料理のなかにも「漆鶏(オッタク)」というものがあります。漆の木の皮と鶏肉を一緒に煮込んだ、薬膳料理です。サムゲタンのようなものです。
ほかにも韓国には漆エキスのジュースもあるようです。
体内はかぶれない
漆を食べても体内がかぶれるということはないです。韓国で食べているのも漢方という文化からなので、むしろ胃腸の薬とさえされているようです。
まとめ
漆は食べることができますが、絶対に安全ではないので自己判断で食べるようにしてください。 しかし、いまは漆の木も貴重なものになっているので、食べる機会なんてものは早々ないと思います。塗料以外にも活用法はあるのだということだけわかってもらえれば幸いです。
Kommentarer