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おもてなしの心を忘れない茶托の選び方を伝授!






茶托は、湯呑に持ち手がないためお客様にお出しする際、口をつける部分に手が触れてしまわないようにとできたものです。 そんなおもてなしの心を感じる茶托ですが、いろいろありすぎて購入するときに迷ってしまうと思います。 今回はおもてなしの心感じる茶托の選び方をご紹介します。


茶器に合わせて茶托の素材を選ぶ

茶托を選ぶ際の一番の基本は上に乗せる茶器に合わせて選ぶことです。 まずは湯呑のタイプに合う素材から説明します。


磁器に合うのは漆塗りの茶托

きれいな絵柄の伊万里や九谷焼などある繊細な磁器に合わせる茶托は、こちらも繊細な漆塗りの茶托が合います。優雅で上品に見えます。 しかし、漆塗りの茶托は傷がつきやすかったり、指紋が付いたり、お手入れとメンテナンスが大変です。 きちんと手入れしてある漆塗りの輝きと繊細な磁器は相性抜群です。


陶器に合わせるなら木製の茶托

陶器の湯呑には木製の茶托が合います。 越前焼や備前焼のような、粗めでごつごつ感のある茶器に合わせるのはほっこりとしている木製茶托が相性抜群です。 木製茶托は基本的に漆を塗ってあるものがほとんどですが、陶器に合わせるなら艶をおとしてあるものが落ち着いていて合わせやすいと思います。


シンプルなデザインのものが多いですが、シンプルがゆえに様々な陶器と合わせやすいです。


玉露や中国茶用の小さめの茶器には金属や錫の茶托

小さめの茶器には金属製の茶托が合います。 錫や銅などの茶托は最近おしゃれなものが増えてきています。傷をつけないように丁寧に扱う必要がありますが、金属の独特な風合いは他では味わえません。


錫と聞くと値段が高いと思われる方が多いと思いますが、最近は錫合金やメッキのものなどリーズナブルな価格で購入できるものも多くあります。 小さめの茶器には金属製の茶器でスタイリッシュに演出しましょう。


湯呑のサイズに合わせて形、大きさを選ぶ

茶托は素材だけでなく大きさや形でも使い勝手が違いますし、湯呑に合う大きさや形があります。 湯呑に合わせたサイズ、形をご紹介します。


湯呑に蓋がついているかついていないか

湯呑の大きな違いとしてまず、が付いているかついていないかがあります。 蓋が付いている湯呑には安定感を考えて、大きめの13cm以上のものを、蓋が付いていない湯呑には12cmぐらいの茶托が目安になります。


大事なお客様をおもてなしするときはホコリを防ぎ、中身が冷めにくい蓋つきを使うようにしましょう。


湯呑の高さに合わせて茶托の深さを考えよう

茶托には平らなものもあれば深さがついている丸みを帯びているものがあります。 湯呑との深さのバランスは大切です。湯呑の高さにあったちょうどいいものを使用しなければなりません。

深さのある茶托に低い湯呑を合わせると、湯呑の下半分が見えなくなったりします。 高さがあり細身の湯呑には深さのある茶托を、低めで小さい湯呑には浅めの茶托を選ぶようにしましょう。 お客様にお出しするときは少し傾斜のついている茶托のほうがスムーズにお出しできると思います。


使う場面に合わせた茶托選び

素材や形が決まったらあとは色やデザインです。 色やデザインは使用する場面に合わせるようにしましょう。


仏事や慶事ではシンプルな黒色を

まずはおもてなしでよくお茶を出す機会がある、仏事や慶事用の茶托は1つ揃えておきましょう。 どちらにも使用するなら、黒色でシンプルなデザインのものが間違いないです。 黒でも金が施されていたりすると仏事などでは不向きなのでシンプルなものを選ぶようにしましょう。


仏事以外でもシンプルな黒はほとんどの湯呑と相性がいいので便利に使えると思います。


お祝いの席やおもてなしには朱色などの赤系

お祝いの席やおもてなし用には華やかな朱色などの赤系の茶托を揃えましょう。 漆塗りの朱色はツヤあり、ツヤなしどちらでも魅力的できれいです。 赤系はデザインも遊び心のある華やかなものが多いので、自分が気に入る茶托を見つけてみてください。 おもてなしには相性抜群なので、朱色も揃えておくといいでしょう。


普段使いならカジュアルなものを

ちょっとした友人を招いたり、近所の皆さんとお茶をするときに使うような茶托は和洋どちらでも使えるカジュアルなものがいいです。 カジュアルなものは湯呑だけでなくグラスやカップにも使えます。 ナチュラルな木製のものや金属のもの、和洋兼用のカジュアルな茶托も1つ揃えてみてはどうですか。


一人用には1品タイプのものもあり

自分だけのティータイムには揃いではなく1点から購入ができる大きめの茶托がおすすめです。 カップや湯呑の横にスプーンや、ミルク、砂糖を添えることができ、洗い物を減らしたり、テーブルを汚さずにすみます。 お気に入りの茶托を見つけてください。


季節感も考えられるようになろう

茶托の組み合わせに慣れてきたら、季節感を考えて使えるようになりましょう。 冬場なら厚みのある木製の茶托、夏場なら涼しげな竹細工の茶托のように季節感を考えたおもてなしができるようになれば完璧です。 新しい茶托がほしいなと思ったらその季節感に合わせたものを選んでみてはいかがですか。


木目の見えないシンプル茶托なら作法が気にならない

お茶をだすときももちろん作法があります。 木目が見えているものはお客様からみて木目を平行にしなければなりません。垂直にしてしまうとお客様に刺さっているように見えるからです。 お花の形であれば前後を気にする必要があります。


こういう作法を気にしなくてもいいシンプルな茶托を購入するのも1つの決め手だと思います。


おすすめの茶托














まとめ

お客様をおもてなしするときはもちろん、一人でお茶をするときにも茶托を使って至福の時間を味わってみてはいかがでしょうか。 こだわりの1品を是非見つけてみてください。

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