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お月見の夜に何をする?飾り付けや食べ物の準備ガイド

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お月見は日本の秋の風物詩として古くから親しまれている伝統的な行事です。秋の実りに感謝し、夜に美しい満月を楽しみながらお祝いしましょう。お祝いって何するの?と疑問に思っている方に向けて今回はお月見の歴史、風習、楽しみ方などについて詳しく解説していきます。


お月見の由来

お月見は、十五夜(8月15日)と十三夜(9月13日頃)が主な日とされています。


お月見の風習は中国から伝わり、奈良時代(710年~794年)頃には日本の貴族の間で広がりました。貴族たちは月を見ながら詩を詠むなどして月見を楽しんでいましたが、江戸時代になると一般庶民にも広がり、今では多くの日本人が十五夜にお月見を行うようになりました。


お月見の過ごし方や楽しみ方

お月見の楽しみ方は家庭や地域によって様々ですが、以下のような過ごし方が一般的です。


・月見団子の供物をすえる

・ススキや秋の七草を飾る

・月を眺めて楽しむ

・フォトジェニックな写真を撮る

・地域のイベントや神社参拝


順番にみていきましょう。


月見団子の供え物をする

月見団子は丸い形が満月を象徴し、十五夜には15個、十三夜には13個のお団子を供えることが一般的です。お団子の数や形状は地域や家庭によって異なる場合もありますが、いずれも豊穣を祈る気持ちが込められています。

団子はススキと共に飾られ、供えられる場所も神棚や窓際など、月がよく見えるところに置かれることが多いです。団子には小豆餡をかけるなどして、バリエーション豊かに楽しむこともあります。


ススキや秋の七草を飾る

ススキは稲穂に似た形から稲の収穫を象徴するとされ、お月見の飾りとして欠かせない存在です。ススキを飾ることで稲作が無事に終わるよう祈る意味もあります。


また、秋の七草である「萩、桔梗、撫子、藤袴、葛、女郎花、ススキ」を飾ることもあります。秋の草花は昔から日本の秋の風情を感じさせるものであり、秋の季節感を楽しむためにも用いられます。


小さな子供がいる家庭では、団子作りを一緒に行ったり、飾り付けを手伝わせたりすることで、伝統的な文化に親しむ機会にもなります。


月を眺めて楽しむ

お月見のメインイベントは、やはり月を眺めることです。家族や友人と一緒に庭やベランダに席を設け、月を眺めながら談笑するのもお月見の楽しみ方のひとつです。一人で過ごす方は、静かに月の美しさを感じ、日常生活から離れたリラックスしたひとときを楽しむことができます。


フォトジェニックな写真を撮る

スマートフォンで簡単に写真が撮れるので、満月や飾り付けを写真に収める人も増えています。月見団子やススキを背景にした写真や満月と一緒に撮影した写真は、SNSに投稿することで他の人ともお月見の楽しさを共有できます。


地域のイベントや神社参拝

地域によっては、お月見に関連したイベントやお祭りが行われることもあります。神社や公園で開催される月見会やライトアップなどに参加することで、伝統的なお月見を体験できるでしょう。神社に参拝することで、収穫や健康への感謝を捧げるのも日本ならではの文化です。


お月見と関連する食べ物

お月見の日に楽しめるおすすめの食べ物をご紹介します。


月見団子

お月見には欠かせない月見団子ですが、地域ごとに異なる形状や味わいがあるのが特徴です。関東地方では丸い白い団子が一般的で、関西では平べったくて少し形が異なるものもあります。また、砂糖やきな粉をかけて食べることもあり、好みに合わせて楽しむことができます。


里芋料理

お月見は別名「芋名月」とも呼ばれることがあり、収穫の秋における里芋の収穫を祝う意味があります。里芋を使った煮物や蒸し物など、里芋料理を用意する家庭も少なくありません。


月見まんじゅうや和菓子

月見まんじゅうや季節の和菓子を楽しむのもお月見の醍醐味です。まんじゅうには黄身餡を用いたものが多く、月を連想させる色合いであるためお月見にふさわしいお菓子とされています。また、秋の果物である柿や梨なども一緒に供えることで、季節感をより深く感じることができます。


月見酒

月を見ながらお酒を楽しむ「月見酒」も、お月見ならではの楽しみ方です。日本酒がよく合いますが、最近ではワインやビールなど好きなお酒でお月見を楽しむ人も増えています。月を見ながらお酒を飲むと、リラックスした時間が流れ普段の忙しさを忘れることができます。


おすすめの酒器

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まとめ

月見団子やススキ、秋の七草を飾り、月を眺めながら静かな時間を過ごすことは、忙しい生活の中でとても貴重なひとときとなります。お月見を通して季節の移ろいを感じ、自然の美しさや豊作への感謝を心に刻むことができるでしょう。今年のお月見には、ぜひ家族や友人と一緒に、または一人で静かに月を楽しんでみてください。


 
 
 
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