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漆器にカビが生える原因とは?カビが生えたときの対処法と予防方法を解説

  • 3 時間前
  • 読了時間: 5分

美しい艶と木の温もりが魅力の漆器。「漆器はカビが生えないの?」「久しぶりに出した漆器にカビのようなものが付いている」「漆器をカビから守るにはどうすればいい?」このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。今回は、漆器にカビが生える原因や見分け方、カビが発生した場合の対処法、普段からできる予防方法について詳しく解説します。


漆器にカビが生える主な原因

漆器にカビが発生する原因として、特に注意したいのが「湿気」です。日本は梅雨から夏にかけて湿度が高く、秋冬でも結露などによって収納場所の湿度が上がることがあります。


次のような状態は、カビが発生しやすくなるため注意しましょう。


水分が残ったまま収納している

洗った後に十分乾かさず収納すると、器の表面や重なった部分に水分が残ってしまいます。特に重ねて収納する漆器は、器同士が接する部分に湿気がこもりやすいため注意が必要です。


食べ物の汚れが残っている

漆器を使用した後、料理の油分や食品の汚れが残ったまま収納すると、汚れを栄養源としてカビが発生する可能性があります。使用後はできるだけ早く洗い、きれいな状態にしてから収納しましょう。


湿気の多い場所で保管している

押し入れや戸棚の中など、空気がこもりやすい場所は湿気がたまりやすくなります。特に長期間使用しない漆器は、収納場所の環境にも注意が必要です。


漆器のカビと汚れを見分けるには?

漆器に白っぽい斑点や曇りが出ていると、「カビでは?」と心配になることがあります。しかし、見た目だけではカビと判断できない場合もあります。


例えば、

  • 水分が乾いた跡

  • 油汚れ

  • ホコリ

  • 漆の経年変化

  • 塗膜の状態による変化


などでも、表面に白っぽいものが見えることがあります。まずは柔らかい布やスポンジで優しく洗ってみましょう。簡単に落ちる汚れであれば、カビではない可能性があります。


一方、洗っても取れない、広がっている、異臭がするなどの場合は、無理にこすらず専門店や漆器の修理を扱う専門家へ相談することをおすすめします。


漆器にカビが生えたときの対処法

カビのようなものを見つけたからといって、いきなり強い洗剤や薬品を使うのは避けましょう。漆器の表面は、一般的な食器とは異なるため、強い薬剤や研磨によって塗膜を傷める可能性があります。


まずは、次の方法を試します。


1. 柔らかいスポンジで優しく洗う

ぬるま湯と中性洗剤を使い、柔らかいスポンジで優しく洗います。ゴシゴシこすると漆の表面に傷が付く可能性があるため、力を入れすぎないことが大切です。


2. 水分をしっかり拭き取る

洗った後は、柔らかい布で水分を拭き取ります。そのまま収納せず、十分に乾燥させてください。


3. 取れない場合は専門家へ

洗ってもカビのような汚れが残る場合や、塗膜に変色・浮き・ひび割れなどが見られる場合は、無理に自分で処理しない方が安心です。


漆器専門店や修理を扱う職人に相談しましょう。特に高価な漆器や、代々受け継いできた大切な漆器の場合は、自己流で処理するより専門家に見てもらうことをおすすめします。


漆器のカビ取りでやってはいけないこと

カビを落としたいからといって、一般的な食器と同じ方法で掃除するのは避けましょう。


漂白剤を使う

漂白剤などの強い薬剤は、漆の塗膜や素材に影響を与える可能性があります。自己判断で使用するのは避けましょう。


金属たわしでこする

カビや汚れを落とそうとして金属たわしを使うと、漆の表面に傷が付いてしまいます。


クレンザーを使う

研磨剤を含むクレンザーは、漆の艶を損なう原因になります。


長時間水につける

つけ置き洗いも避けましょう。木製漆器の場合、水分が木地に影響を与える可能性があります。


漆器のカビを防ぐためのお手入れ方法

カビを防ぐために最も大切なのは、「汚れを残さない」「水分を残さない」「湿気をこもらせない」ことです。使用後はできるだけ早く洗い、柔らかい布で水分を拭き取ります。その後、十分に乾燥させてから収納しましょう。


漆器は重ねて収納しても大丈夫?

漆器は重ねて収納できるものもありますが、器同士が強く擦れないよう注意が必要です。また、洗った直後に重ねるのは避けましょう。


完全に乾いたことを確認してから収納することが大切です。長期間保管する場合は、器と器の間に柔らかい紙や布を挟む方法もあります。


ただし、湿気を含んだ紙や布を使ったままにすると、かえってカビの原因になるため、清潔で乾燥したものを使用しましょう。


漆器の保管場所はどこがおすすめ?

漆器は、直射日光が当たらず、極端に湿気がこもらない場所で保管するのがおすすめです。キッチン周辺に収納する場合も、シンクや食洗機などから発生する水蒸気が直接当たる場所は避けましょう。


また、押し入れなどに長期間しまったままにする場合は、定期的に取り出して状態を確認することも大切です。「しまったままにしない」ことが、漆器を長持ちさせるポイントの一つです。


漆器を長く使うなら「しまい込まない」

漆器は「高級だから特別な日にだけ使うもの」と思われることがあります。しかし、普段使いの漆器であれば、日常的に使うことをおすすめします。


使った後に洗って乾かすという習慣ができるため、長期間収納したままにするよりも、器の状態を確認する機会が増えます。


また、漆器は使うことで手になじみ、艶や風合いの変化を楽しめるのも魅力です。お気に入りの汁椀や飯椀は、しまい込まず、毎日の食卓で楽しんでみてはいかがでしょうか。


漆器のカビを防ぐためのチェックリスト

漆器を収納する前に、次の項目を確認してみましょう。


□ 食べ物の汚れが残っていない

□ 洗剤が残っていない

□ 水分をしっかり拭き取った

□ 十分に乾いている

□ 湿気の多い場所に収納していない

□ 直射日光が当たらない

□ 長期間しまいっぱなしにしていない


このような基本的なポイントを守るだけでも、カビの発生を防ぎやすくなります。


まとめ

漆器は漆によって表面が保護されていますが、湿気や汚れが残った状態で保管すると、カビが発生する可能性があります。漆器は、正しく使ってお手入れすることで、長い年月にわたって楽しめる器です。毎日の食卓で大切に使いながら、漆器ならではの艶や風合いの変化も楽しんでみてはいかがでしょうか。


 
 
 

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